本文へスキップ

大沢縫製は、浴衣の縫製・仕立てを中心に袴や裃、甚平・作務衣を製作する和装縫製のプロ集団です。

TEL. 0277-72-3028

〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々1880-21

浴衣(ゆかた)ができるまでYUKATA MAKING

浴衣(ゆかた)ができるまで

当社の主力製品である浴衣の主な工程の紹介と一連の流れを動画にしたものをご覧ください。

<主な工程>

1、裁断
 浴衣1着につき、幅約40p、長さ12m用尺を使い、6mの長さの裁断台に輪にして並べます。
 多い時には60枚以上を重ねて、専用の裁断機でカットします。
 身に着けたときに、一番いい場所に柄の中心が来るよう気を遣いながらの作業です。
2、本縫い(ミシン縫い)
 1で裁断した生地を、ミシンを使って、身頃・袖、衿の大まかな形に縫い合わせます。浴衣の原型がここで姿を現します。

 3、くけ(手縫い)
 衿、袖口を手で縫います。糸目が目立たぬよう「まつり縫い」を用います。
 その際、ミシン縫いがとけないように袖口や脇部分に、女性用で8カ所、男性用では2カ所「カンヌキ止め」を施します。
 この工程で手縫いをする主な利点は、衿に若干の膨らみを持たせ、着た時に胸元が崩れにくくなること、袖口の表に糸目が見えにくくなるため、見た目の美しさが生み出せることです。
4、スクイ(特殊ミシン)
 この工程では、2本糸の通称「奥まつり」ミシンを使います。
 以前は、「スクイミシン」と呼ばれる1本糸の特殊ミシンを使っていましたが、解けやすいという難点があり、2本糸を使う「奥まつり」ミシンで、縦のライン、裾部分の生地始末を施すようになりました。
 このミシンの特徴は、表に均等に点の様な糸目しか出ず、裏面はしっかり縫われている、という事です。
  <古い時代にはこの工程も手縫いで行うのが一般的でしたが、当社が「本縫い」や「くけ」以外の工程にもこの手法を多く取り入れるようになり、今では、それが浴衣縫製での主流の手法となったのです!>
生地によって、ミシンの調整が高度にできるため、きれいには仕上がりますが、とても扱いの難しいミシンです。しかし、当社の全工程の中で、重要なカギを握るものでもあります。
 このミシンには縫い終わりに「返し縫い」の機能が無いため、その糸始末は手縫いで行います。


5、アイロン仕上げ
 バキュームが付いた特殊なアイロンを用います。
 この時に、仕立てに不備が無いかどうかのチェックも同時に行います。
 アイロン後は、浴衣独自のたたみ方でたたみます。
 最後に輸送時の「布ずれ」を防ぐために、手縫いで2カ所の仮止めをします。
6、検針
 最後に検針器を使い、針の混入チェックを行います。
 検針は、「くけ」が終わった段階でも行いますで、浴衣1枚につき2回、検針器を通すことになります。
 針は、主に、縫い針と待ち針を手縫いの工程で使用していますが、それぞれに当社の名前が入っており、それが売り場等での針の故意的混入の対策になっています。
<特に縫い針は、肉眼では見えず、特殊な溶液を使った化学反応時のみ「有限会社大沢縫製」の文字が確認できる仕様です。>


<浴衣工程ムービー> 

  現在作成中です、もうしばらくお待ちください。


バナースペース

有限会社大沢縫製

〒376-0101
群馬県みどり市大間々町大間々1880-21

TEL 0277-72-3028
FAX 0277-72-3152